現在、ウクライナには約20万人の目が不自由な人々がいます。彼らを支援する社会福祉策はまだ途上にあり、彼らに関心を払い援助する人々はごく少数です。そのような環境下で、アレキサンダー&エレーナ・ピレンコ夫妻は、主から目の不自由な人々に伝道の重荷が与えられています。ここに彼らの宣教レポートをお届けします。
私たちは目の不自由な人々を支援するために、先ず彼らとの関係作りから始めました。彼らと良い関係を築かなければ、キリストの福音を届けることは困難であるからです。はじめは少数の目の不自由な人たちと連絡がとれ、彼らに神への信仰について語り始めると、彼らは心を開いてくれました。そこで私たちは家庭を解放し、彼ら向けの小さな聖書研究会を始めました。彼らとお茶を飲みながら、讃美歌をともに賛美する中で、彼らは次第に心を開いてくれるようになりました。そして次第に、この家庭集会は15人ほどのグループとなりました。「主は目の見えない者たちの目を開け、主はかがんでいる者たちを起こされる。」(詩篇146:8)まさしくこのみことばは、真理であり然りです。
私たちにとって大きな喜びとなったのは、「盲人バイブル・キャンプ」を通して、9月に初穂となる洗礼者が与えられたことでした。その後、もう一人がマリウポール教会の伝道集会で信仰決心しました。私たちはバイブル・キャンプ後も、恵まれない彼らとコンタクト持ち続けています。彼らは貧しく、病んでおり、孤児もおり、多くの必要を抱えています。彼らに福音の光を届けることが、私たちに与えられた課題です。この働きの背後には、なんと言ってもマリウポール教会の兄弟姉妹、そして西側の兄弟姉妹の祈りと支援があることを忘れることはありません。
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