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World View 2021年2月号
ドイツ
●青年研究家シモン・シュネツェル氏は、「強い信仰を持つ若いドイツ人は、信仰が弱い、あるいは信仰が全くない若者に比べて、コロナ禍に耐えることが強い。」という発表をしました。彼は14歳から39歳までの1,600人のドイツ人に、「コロナ禍」と「信仰」について意識調査しました。その調査によれば、22%の若者が、「信仰は自分にとって大切だ。」「日常生活で信仰は切り離せない。」と応えました。昨年は、信仰は大切と応えた若者は7%でしたが、今年は大きくアップしました。シュネツェル氏は、強い信仰を持つ若者は、「未来への視点」を保持していると分析しています。彼は2011年以来、ドイツの若者たちの意識調査をしています。信仰の次に大切と応えた回答者は、お金、学校、職業という順でした。若者の「宗教と信仰」に関する調査は大切で、注目が集まっています。
●南ヘッセン州ベンツハイムのバプテスト教会のマリケ・ベナツキー女史(心理療養師、41歳)は、コロナ禍で移動や訪問が大きく制限されている中、一つのアイデアが思い浮かびました。それは昨年クリスマス・アドベント(待降節)の4週間の時期に、「世の光」運動を行うことです。「世の光」運動とは、コロナ禍によって病院患者や老人ホーム入居者、そして孤独な状況下にある高齢者に、「世の光」となられたイエス・キリストの愛を届けるものです。重荷が与えられた人は誰でも参加でき、キャンドルを片手に短いクリスマス・メッセージと小さな贈物を小袋に入れて、人とは面会せずにドアにかけておくだけです。この運動はやがて教会内に広がり、他の教会(国教会)のクリスチャンやカトリック教徒も拡大していきました。アドベントにキリストの福音を届けるムーブメントとなりました。それは神のしもべの小さなミニストリーでした。
●首都ベルリンの国教会では(テンペルホッフ、シェーネベルク区)、コロナ禍によりZoomオンライン礼拝を行なってきましたが、ナチスを宣伝する妨害が入り放映が困難となりました。ベルリン教会区のスポークスマン、コルネリア・シュヴェーリン師は、礼拝は「パンと愛」というタイトルでオンラインで放映中、突然説教が中断され、ナチスのシンボルである「ハーケン・クロイツ」が現れ、軍歌が流れ始めたと語ります。これは明らかに、反ユダヤ主義に立つ右翼過激派集団からの妨害であると思われます。どうぞお祈りください。
●ドイツ連邦政府はユダヤ人への補償責任を担っていますが、このたび「ドイツにおけるユダヤ人生存1700年」を記念し、2021年にはユダヤ人関係施設建築費用として1億ユーロ寄付することを決定しました。一方、ドイツの資金調達委員会調査によれば、ドイツ人の88%が寄付できることを喜びととらえていることが判明しました。そして59%がバーゲンによるショッピングを好んでいることも判明しました。
●2018年12月、ドイツ政府は誕生証明書に男性、女性に加えて「他」という表現を記すことを認可し、現在までに69人が男性でも女性でもない「他」という誕生証明書を保持していることが判明しました。ドイツではインターセックス(注:生物学的に両性の特徴を有する状態や、そのような人のこと。個体が持つ染色体・生殖腺・外性器について,性別が不明瞭である状態を示す)というベイビーが、年間約150人ほど誕生しています。
●昨年11月20日、ノルドライン・ヴェストファーレン州エッセンのユダヤ教会堂(シナゴーグ)に、イラン人(37歳)が石とコンクリートの塊を投げつけ、2つの窓ガラスが破損しました。犯人はマスクし顔を隠していましたが、警察は監視カメラを分析し犯人を特定し、後日逮捕しました。犯人は数日前から会堂の周りを行き来していた姿が、監視カメラに納められていました。犯人は動機について黙秘していますが、以前警察の逮捕歴がある人物でした。ドイツ・ユダヤ人連盟会長ヨセフ・シュスター氏は、「けが人が出なかったことは幸いでしたが、警察は速やかにユダヤ人関係施設の保護を徹底することを願う。」という声明を出しました。お祈りください。
中国・香港
11月23日、香港の民主主義活動家ジョシュア・ウォン氏は逮捕され投獄されました。逮捕理由は、2019年6月、無許可で集会を開いたというものでした。ウォン氏と同じくイヴァン・ラム氏(26歳)、アグネス・チョウ氏(23歳)も逮捕され、5年の服役が強いられています。クリスチャンであるウォン氏は、獄中から「聖書が私に力を与えてくれる」とメッセージを発信しています。香港では昨夏に「国家安全法」が施行され、民主主義運動は厳しく取り締まれるようになりました。
エチオピア
ドイツの宣教団体「ヒルフェ・フュア・ブルーダー」のトビアス・メスナー氏によれば、西エチオピアのティグレ州で民族間対立が起こり、緊張状況が続いています。メスナー氏は現地で11年間生活し、夫人はエチオピア人です。民族間の対立は日毎に激しさを増すばかりで、国連発表によれば約4万7千人がスーダンに難民として避難しました。メスナー氏は「現地は電話やインターネット通信は遮断されており、激しいゲリラ戦が続いている。」と語っています。民族間の対立にキリスト教徒も巻き込まれ、死傷者が出ています。
一方、12月23日エチオピア北西部ベニシャングル・グムズ州で武装集団が住民100人以上を虐殺しました。エチオピア政府は軍を同州に派遣し、武装集団の42人を殺害しました。エチオピア政府は詳細を発表していませんが、武装集団は23日早朝、同州内の村に放火し、子どもを含む住民を次々と殺害したと言われます。同州では、主要民族アムハラ人と小数民族グムズ人が土地の帰属などを巡り対立し、暴力を伴う衝突に発展しています。この事件の前日、アビー・アハメド首相が現地を訪問したばかりでした。首相は「エチオピアを民族や宗教で分断しようとする企てが、依然として存在している」と述べ、国民に団結を呼びかけています。エチオピアは人口約1億1,200万人の内、100以上の民族が存在しています。国民の約44%がエチオピア正教徒で、34%がムスリム、19%がプロテスタントと言われています。どうぞお祈りください。
ペルー
ペルー高地で、コロナ禍によって生活に困窮する貧困者層と障害者層へ、救援物資を届ける慈善運動が活発化しています。その運動は、ドイツ・ミュンヘンに本部を置く超教派のキリスト教慈善財団「カサ・ヨハナ」(ヨハナの家)です。彼らは、急速に悪化する現地の人々の支援を行なっています。食料品、ベビー用品、衣類、医薬品、衛生用品、その他生活必需品を現地へ送り支援活動を行なっています。救援物資を受け取る人々の中には、子どもの障害者も含まれ大変感謝されています。コロナ感染症は悪化し、多くの人々が仕事を失っています。もはや自力で家族を養える状況ではありません。「カサ・ヨハナ」のマティアス・フォーゲル代表理事は、「ペルーでは障害者が家にいることは恥であり、行政からの支援はわずかである。多くの場合、彼らは家の片隅に追いやられ、そこで死んでいく運命にある。」と語っています。この団体はキリスト信仰に立ち、その貧しい人々へ神の愛の手を届けたいと願っています。どうぞ、お祈りください。
エジプト
昨年末、エジプトのバルシャ村で、コプト派キリスト教徒がフェイスブックでイスラム教を冒涜したという理由から、キリスト教徒の店と家屋が襲撃を受けました。暴徒化したイスラム教徒はエスカレートし、アボウ・ゼフィン教会を放火し、小型バスを炎上させました。警察が出動し暴徒に関与したと思われるムスリムとキリスト教徒を逮捕しました。国際人権委員会(IGFM)によれば、昨年ムスリムとキリスト教徒の対立はさらに激しくなりました。エジプト政府は政府に批判的な人々に圧力を加えています。昨年4月20日、21日、翻訳家マルヴァ・アラファ(27歳)とコウロード・ザイド(35歳)は、反政府行動をとったという理由から逮捕されました。彼らはテロ集団と手を結び、政府に対し反抗的行動をとったとみなされています。IGFMはこのような例は他にもあり、エジプトのキリスト教徒は難しい立場に置かれていると語っています。人口約9,700万人のうち、90%がムスリムです。キリスト教徒のため、どうぞお祈りください。
レバノン
プロテスタントのキリスト教慈善団体「スカイパール・インターナショナル」(本部:ドイツ・タウナス)は、レバノンにいるシリア難民に援助の手を差し伸べています。国連発表では、レバノンにいるシリア難民は約150万人です。この団体の代表者はマーガレット・マイヤー牧師で、医師、看護師、専門技術者など10人で構成しています。彼らはレバノン首都ベイルートの東約50kmのツァーレー難民施設(約800人収容)で、一週間単位の医療活動を通して救援活動を行っています。マイヤー牧師は7度目の訪問で、同僚と滞在期間を延長して救助活動を行なっています。このツアーの費用は全員自分持ちで、全くのボランティア奉仕活動です。シリア難民施設は決して恵まれた環境ではありませんが、コロナ感染拡散によって環境はさらに悪化しています。昨年は大型コンテナ4台に衣料品、医薬品、食料品、そして生活必需品などを満載し送ることができました。近くの七つの村々の住民は、コンテナがレバノンのタルトス港に到着するたびに驚きの目で迎えています。クリスチャンたちのボランティア活動は、たいへん良い証しとなっています。どうぞお祈りください。
バングラデシュ
コロナ禍により町はロックダウンに入りましたが、神は不思議な方法でみわざを進めておられます。それはCD、ビデオ、SNSなどを通しての伝道です。もちろん、これらの伝道法に困難がないわけではありませんが、これらは自分の意思によって選択するものです。救援物資は現地クリスチャンを通し、幸いにもムスリムにも届いています。贈物ボックス内に伝道用冊子や、CD、ビデオ等が入れられています。彼らは救援物資を受け取るともに、イエス・キリストの福音も聞いています。神はコロナ禍で困難な中でも、このような方法で福音を届けてくださっています。どうぞ、お祈りください。
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