イスラエル・テルアビブ首都圏では急速な人口増加にともない、政府は2領域での巨大プロジェクトを計画中です。今後20年で、南部のネゲブ地方と北部のガリラヤ地方に約150万人の人々が入り、居住することになると考えられています。これはユダヤ人が世界各地から、祖国へ帰還することに起因しています。多数の著書で知られるイスラエルの専門家ミハイル・ヴォルフゾーン教授も、今後ネゲブ地方とガリラヤ地方が発展の鍵を握ると見ています。イスラエルの将来は、その脚本でありコンパスでもある聖書に注目が集まっています。これからの20年は、聖書の中心部であるガリラヤ地方とネゲブ地方を、どれだけ開発できるかにかかっています。約150万人もの人々の雇用、住居、インフラ、教育、医療、福祉施設などのプロジェクトは山積し、どのようにイノベーション(革新)できるかが大きな課題です。それが「明日のイスラエル、2040」プロジェクトです。専門家は、20年後のイスラエル人口は約1,300万人になると推測しています。
ネゲブ地方はアブラハム、イサク、ヤコブの神が父祖アブラハムをとおして、神がイスラエルの民に多くのわざを成された重要な地です。また神の預言者たちが神からみことばを託され、イスラエルの民に語られた地です。今後、砂漠地帯は埋め立てられ開拓されていくことは、あのエゼキエル預言の成就となります。「荒れ果てた地は、通り過ぎるすべての者に荒れ野と見なされていたが、耕されるようになる。このとき、人々はこう言うだろう。『あの荒れ果てていた地はエデンの園のようになった。廃墟となり、荒れ果て、破壊されていた町々も城壁が築かれ、人が住むようになった』と。」(エゼキエル36・34、35)
一方、ガリラヤ地方はイエス・キリストの宣教の地です。ナザレ、カペナウム、ガリラヤ湖、マグダラ、カナ等はよく知られた地です。しかしこの地方もイスラエルのバビロン捕囚、そして紀元前2世紀にはマカベアの反乱を経てユダヤ人主権の地となりました。紀元1世紀にはユダヤ人がローマ帝国に戦いをした地です。イエス・キリストはこのガリラヤで生まれ生活され、弟子の多くもガリラヤ人でした。そしてガリラヤ湖畔で「山上の垂訓」を教えられ、数多くの奇跡を行われた地です。紀元70年のエルサレム第2神殿の崩壊後、ガリラヤはタルムード研究の中心となり、とくにミシュナー時代が盛んになったと考えられています。
イスラエル初代首相であったデービット・べングリオンは、「イスラエルの未来は砂漠を緑化することにある。」と語り、自らネゲブ砂漠にあるキブツに住み、イスラエル建国を先導しました。イスラエルへの世界の関心は、今後さらに大きくなっていくことでしょう。どうぞ、イスラエルのためにお祈りください。
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