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World View 2021年1月号
アルメニア
コーカサス南部のナゴルノ-カラバフ地方は、紛争により人道上の被害が出ています。この領域での戦争は、さらに拡大する恐れがあります。それはトルコの軍事介入が高まりつつあるからです。アルメニアとアゼルバイジャンは、昨年9月27日以来戦闘態勢が続いています。アルメニア領域には多くのキリスト教徒が住んでいますが、民族的にはイスラム教色が強いアゼルバイジャンです。とくにここ数ヶ月間、トルコのエルドガン大統領は、この領域をアゼルバイジャンに取り戻そうという動きがあります。コロナ禍でも、戦争下では互いに容赦なく攻撃や反撃を繰り返しています。それによって、コーカサス南部の戦争とコロナ禍は拡大しつつあります。どうぞ、お祈りください。
ドイツ
●2007年、西アフリカのブルキナ・ファソ国の10人の子どもたちを支援するパートナーシップによって始まった「西アフリカの子どもたちを支援する会」は、現在働きが広まり西アフリカ4か国に支援の手が広がりました。小さな働きから始まった支援会は、今では教会建設支援はじめ開発支援をするまでに発展してきました。支援会会長トルステン・クラウゼ氏(53歳)は、かつては共産主義社会こそ社会を改善するものであると確信していました。しかしその共産主義は崩壊し、途方にくれていたところ、イエス・キリストに出会いました。クラウゼ氏は今では支援会会長として西アフリカの青年たちを支援し、イエス・キリストこそ世界を改善する方であると宣べ伝えています。
支援会が始まった当初は、孤児やホームレスの子どもたちを支援していましたが、その子どもたちに教育を受ける機会を与え、職業技術を習得できる学校を支援してきました。孤児たちは教育と職業を身につけ、未来に生きることができるようになりました。現在は300人のパートナーがこの働きを支援し、ガーナ、ベニン、ニゲール諸国の子どもたちの援助を続けています。最近では1千台の中古ミシンを現地へ送ることもできました。働きはさらに広まろうとしています。どうぞお祈りください。
●ノイエン・チューリィヒ新聞は、「ドイツ国民の20%が反ユダヤ的感情を持っている」と報じました。5人に1人が反ユダヤ的感情を保持している割合は、1980年代から続き社会で公に表現する人々が増えています。医師でありユダヤ人中央評議会議長であるヨセフ・シュスター氏は、「反ユダヤ主義思想はハレでの殺人事件やカッセル州知事殺害事件、またハナウでの殺人事件等が事実を表している。」と語ります。ハレでは2019年10月9日、右翼過激派がユダヤの祭り「ヨム・キプール」にシナゴーグ(会堂)礼拝に向かったユダヤ人たちを殺害しようとしました。殺害は失敗しましたが、2人が犠牲者となりました。2019年6月2日、カッセル州ヴァルター・リューベック知事は銃で殺害されました。2020年2月19日、ハナウでは10人が殺害されました。シュスター氏は、「これらの犯罪背景の一つに、キリスト教会が語る言葉に問題がある。言葉は事実をつくるというように、教会は語る言葉に注意を払うべきである。」と述べています。反ユダヤ主義者にとっては、イスラエル国の存在は論外であり、パレスチ過激派と共同し、かつての国粋社会主義者のような危険な行動が危惧されています。どうぞお祈りください。
●フランス、パリの学校の歴史学教師サムエル・パティー氏は、イスラム過激派思想を持つ男によって殺害されました。殺害理由はモハメットを冒涜する風刺画を、授業で見せたからです。ドイツでもドレースデンで、2人のシリア出身のIS戦闘員が事件を起こし1人が死亡しました。これらのテロ事件はフランスやドイツだけの問題ではなく、他の国においても大問題となっています。テロは突然現れるものではなく、また軍事行動のように止むこともありません。ベルリンのイスラム教専門家アーマド・マンソウル氏は、イデオロギーの相違を満たすことは容易ではないと語ります。ドイツだけで、民主主義を敵視し、武力で自分たちの思想を実現させようとするイスラム教過激派は、約1千100人います。彼らは常に責任の負債は他人にあると主張します。そのような過激思想保持者が、民主主義社会で同等の市民権をもつこと自体に問題があると言います。ドイツ社会市場調査機関INSAとキリスト教出版社イデアの合同調査によれば、79%のドイツ国民がイスラム教過激派信徒は撤退すべきであると答えています。お祈りください。
オランダ
アムステルダムの新聞「フォルクス・クラント」によれば、10月13日フゴ・デ・ヨンゲ保健大臣は「生き延びる可能性が低い12歳以下の子どもの安楽死は、将来は認可方向に向かう。」と語りました。そしてヨンゲ大臣は「それが実践されるには、まず法改正が必要となる。」と述べました。これから審議されなければならいことは、12歳以下の子どもの安楽死に対して医師や医療従事者が、どこまで介入できるかであります。現在のオランダでは、安楽死は本人同意のもとで12歳以上の人に認められています。1歳以下の乳児に対しては両親の同意が求められていますが、1歳から12歳までの子どもの安楽死について法律はありません。
マリ
西アフリカの内陸国マリは周りを7カ国に囲まれ、国土の北側3分の1は砂漠です。そこに遣わされたスイス人ベアトリック・シュトクリ宣教師は、5年前に誘拐されていましたが、このほどスイス外務省はイスラム教過激によって殺害されたと発表しました。2016年1月8日、彼女はティムブクトの自宅で、イスラム教過激派組織アルカイダによって誘拐されました。彼女はその前の2012年4月に1度、ジハードを主張する人たちによって誘拐されたことがありました。その時の釈放理由は、再びティムブクトには戻らないというものでした。しかし彼女は、再度戻っていました。人口約2千万人の約89%がイスラム教徒です。どうぞ、お祈りください。
パキスタン
2020年11月、国際人権委員会(IGFM)とキリスト教出版社イデアは、クリスチャンのアシフ・パーヴァイツ兄弟(37歳)を今月の「囚われ人」として全世界にアピールしました。彼は2013年以来獄中生活を送っていました。そして2020年9月8日、イスラム教のモハメッドを冒涜した理由で死刑判決が下されました。彼が働いていた靴下工場責任者は、彼は1日中携帯電話でイスラム教を非難し、とくにモハメッドを冒涜していたと報告しました。パーヴァイツ兄弟は、そのようなことはないと何度も証言しましたが聞き入れられず、イスラム教に改宗するよう迫られました。彼は4人の子どもの父親で、仕事も失いました。パキスタンで預言者モハメッドを冒涜することは重大な犯罪となります。パキスタン刑法295Cで、マホメッドへの冒涜は「死刑」と記されています。死刑判決の知らせが警察に届いてから、彼は身を隠しています。警察は彼の居場所を発見するため、彼の家と彼の友人、および関係者家屋を徹底的に捜索しています。IGFMとイデア社は、このためにお祈りくださるよう要請しています。
北イラク
2014年〜2017年、北イラクの大都市モスルは過激派テロ集団ISに支配されました。その間、多数のキリスト教徒が外国へ避難しました。今、やっと元の北イラクに戻りつつあります。そこで若いイスラム教徒たちが避難したキリスト教徒を迎え入れようと、キリスト教会の礼拝堂を修理し清掃する運動を始めました。そのグループは、「サワエド・アル・ムセリヤ」(「モスルの手」という意味)と称し、ボランティアで参加する若いイスラム教徒たちです。この働きにはキリスト教徒も参与し、活発な復旧作業が進んでいます。目的は避難したキリスト教徒を再び教会へ戻すところにあります。これまでにシュッツとウンラートのシリア・カトリック聖トマス教会が復興されました。彼らは自分たちの国の歴史に残る働きをしたいといい、帰還民たちへの食料支援、それに破壊された家屋の再建資金の支援なども行っています。
シリア・カトリック教会アデル神父によれば、モスルの人口は約290万人で、かつては約4万5千人のキリスト教徒が住んでいました。大多数はテロを恐れ外国へ避難しました。ISが退去した後にモスルに戻ってきた人々は、現在50家族です。アデル神父は今後もっと多くの帰還することを望むと語っています。そのためには、ニネベや他のキリスト教の村々のように、住居、仕事、教育などを整えていく必要があります。どうぞ、モスル復興のためお祈り願います。
フランス
昨年10月中旬、世界的観光地であるニースで、カトリック教会内で悲惨なテロ事件が発生しました。犯人はチュニジアから、イタリヤ経由でフランスに不法入国したようです。犯人(21歳)はイスラム教過激派思想に洗脳され、「アラーの神は偉大なり」と叫び、教会堂内に突入してきました。手に持っていた刃渡り17cmのナイフで次々に会堂内のクリスチャンを刺し、3人が死亡しました。犯人の所持品には1冊のコーランと2本のナイフがありました。G.ダルマニン仏内務大臣は、フランス全土で仏人がテロの対象となっていると警告を出しました。そして「イスラム教過激派イデオロギーは、21世紀のファシズムである。」と述べました。またレ・ドリアン外務大臣は「海外のフランス人が攻撃対象となる可能性がある。」と述べました。当局の調査によれば、犯人は9月20日チュニジアからイタリアへ28のボートに乗り渡ってきた計560人の難民の中に潜んでいました。彼は入国時のコロナ検閲をくぐり、その後何らかの方法でフランス内に侵入したようです。テロ事件が相次ぐヨーロッパのために、お祈りをお願いします。
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