洗足の祝福
それから、たらいに水を入れて、弟子たちの足を洗い、腰にまとっていた手ぬぐいでふき始められた。
ヨハネ13:5

主イエス・キリストの復活を心から賛美します。
受難週を迎えて、イエス・キリストはエルサレムの都に入られました。そこで弟子たち一人一人の汚れた足を洗うために、「たらいに水を入れて、弟子たちの足を洗い、腰にまとっていた手ぬぐいでふき始められた。」
皆さん。なぜ、私たちの心は痛み病むのでしょうか。なぜ、不満がたまり、むしゃくしゃし、人を憎み、赦せないのでしょうか。理由は様々でしょうが、一つは私たちの思いが「利己主義」に基づいているからではないでしょうか。常に自分のことばかり考えるので、人の側に立ち、人のために何かしてあげようとする心がなくなり、心が病んでしまいます。聖書は、心の痛みから抜け出す方法は、人のために生きる逆説を教えています。
余命わずかと宣言された末期ガン患者の世話をする、ホスピス病棟の医療関係者を見てください。ホームレスの食事のお世話をし、みことばを語り伝える聖徒を訪ねてみてください。東日本大震災と能登半島大地震の被災者へ、髪の手入れを無料でしていたボランテイアがいました。体が不自由な障害者のために、献身的に汗を流している人たちもいました。本当に脱帽です。人々のために、喜んで仕えている人の心には病む暇はありません。心の病をいやし、喜びを回復する道は、「ください。ください!」と言い、自分の欲求や希望を満たすことではありません。イエスのように、他の人の足を洗う人生です。聖書は祝福を得る道はそこにあると教えています。つまりイエスのように謙遜に人々に仕え、愛することです。そのとき、心の痛みや苦しみは不思議にも和らぎます。そして感謝の心があふれてきます。
イエスは、「わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、あなたがたに模範を示したのです。」(ヨハネ13:15)と言われました。イエスの受けられた苦しみは、私たちを救うためでした。それを悟り、心から感謝する人は、他の人のために何でもすることができます。人は疲れやすく、倒れやすいものです。しかし人生で勝利を得る秘訣は、死から甦られたイエスにならう者となることです。
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