コロナ禍の海外邦人宣教20

JCFの歩みに見る神の導き

オーストラリア・ブリスベンJCF

代表 菊池俊介

六月は南半球の冬で、沖縄と同じ緯度にあるここブリスベンでも「極地性突風」の洗礼によって早い冬を迎えました。日本ではそろそろ梅雨に入る頃でしょう。前回は、コロナ禍がブリスベンの宣教、教会の集まりの状況を変え、その影響が新しい形のオンラインを中心にしたミニストリーが生まれてきたこと、神様は時には私たちが望まない形を取ることによって、ご自分の計画を成就されることがあること、更に事後発見する恵みがあることを中心にコロナの近況をお伝えいたしました。今回はJCFの今までの歩みを通して、今までと違う形のミニストリーがJCFで始まってきている、そしてコロナ後のこれからの展望について証しさせていただきます。

ブリスベンJCFは洗礼後まもない私たち夫婦が、ブリスベンに移ることが決まった時から始まりました。当時シドニーで日本人宣教をしていた、アメリカ人ウッヅ夫妻がブリスベンで日本人の為の集まりを開くよう祈ってくださいました。当時のブリスベンにはいくつかの小規模の集まりがありましたが、連絡先として機能する団体が無い事に気付きどのような集まりにするべきか祈りました。日本人が現地の教会にも参加でき、国際結婚した人も参加できるようにと、月一度のバイリンガルの集会という形に導かれ、2002年の2月から集会は始まりました。数カ所の現地教会とは日本人ミニストリーの協力相手、そして奉仕や連絡のための拠点として、いくつかの日本人グループと協力し合いました。

ブリスベンJCF初期と最近

コロナ中に再開された礼オセアニア邦人大聖会

初期においては、日本文化体験、教会が集まる国際祭りに日本人グループとして参加し花を添えました。日本からのゲスト参加のブリスベン拠点としても早くから用いられ、創造科学の特別集会、シンガーソングライターの岩渕まことご夫妻の2回にわたるオーストラリアツアーのサポート、アーサーホーランド先生との交わりなどの色々な奉仕にもちいられました。信仰の浅い私達でしたが、ウッズ牧師夫妻、エドワーズ牧師夫妻、近年においては「宣教の声」の黒田禎一郎牧師夫妻などベテラン教師・牧師達が備えられ、更にはリバーライフバプテスト教会(当時KBCーケンモアバプテスト教会)クリークロード長老派教会、モアパークバプテスト教会などの教会が牧師を始め、教会によっては組織ぐるみでサポート下さいました。新しく力もないものにも、神様の大いなる愛と、その恵みが示され、新しく起こされた、聖書研究会などで、信仰に目覚める者たちが絶えず起こされてきたこと、そして、ある意味しがらみから切れた海外だからこそ、入信された方もおられたようで、まさに思いもよらない神の導きの手に賛美を寄せずにはいられない経験をしました。現地教会と協力関係にあるため、日本を現地に持ってくるだけでなく、現地信者との交わり、コース、プログラム、イベントなどのオーストラリアの教会を日本人に届ける橋渡しにも用いられました。

コロナ前には大学のチャプレンとして関わる機会が与えられ、JCFの「ママめし」ミニストリーを通して数百人を超える日本人留学生にキリスト教会による奉仕に関わり、そのうち何十人もの人がJCFの集まりやキャンパス内の集まり、現地教会の集まりに参加し、数名は信仰を受け入れ、聖霊の動きを感じられました。 他にも数回にわたる短期日本ミッショングループのサポート、2019年にはメルボルン、シドニーに次いで第三回オセアニア日本人合同大聖会(J²ANZ)を実行しオセアニア各地の邦人教会から仲間を迎えヨハネ15章にある「つながり」と題して、共に祈り合う励ましの3日間が与えられたことは感謝に尽きません。

ブリスベンJCF20年

20年に渡り計り知れない神の導きを感じ、励ましを受けましたが、海外集会の特徴である、長期のメンバーが少ないこと、次世代のリーダーが育ちにくい事などは大きな困難です。コロナ後に学生が大量に帰国したことにより、参加者の減少も問題です。その上で、すべてボランティアで行われている集まりですがこれからの展望として、今までの橋渡しと成長のためだけでなく、現地に永住の日本人がもっと救われるために、今あるミニストリー(なごみの家、二つの聖書勉強会、帰国者の聖書交流、ママめし)の上に、取りなしの祈り会、日本人をもっと誘うための交流会などで「つながり」を進めて行きたいと思います。一人でも多くの方が救われて、神にふさわしい栄光を返すことが出来るよう、皆さんの熱い祈りによって「つながり」ができますようにと、肌寒くなったブリスベンの地から祈っております。

(つづく)

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