穴のあいた聖書

"御国が来ますように。みこころが天で行なわれるように、地でも行なわれますように。"

マタイの福音書 6章10節

新年、明けましておめでとうございます。主の栄光が、世界各地で豊かにあらわされますよう祈ります。

私たちキリスト者には、いろいろな「生き方」があります(選択)。しかし、イエスの公生涯を見るならば、模範的な生き方を学ぶことができます。それは、イエスがどこに焦点を合わせておられたかです。たとえば福音書には、病む人々、罪を犯した人々、恵まれない人々、貧しい人々、捨てられた人々等です。私たちは「主の祈り」の中で、「御国が来ますように。みこころが天でも行われるように、地でも行われますように」(マタイ6:10)と祈ります。その意味は天の御国が、地(私の居る場所)でも行われますように、という「生き方」の祈りでしょう。本当に、そう祈っているのでしょうか。

World Vision(ワールド・ビジョン)という国際的な非営利救援団体があります。同団体は世界の恵まれない人々へ、愛の手を差し伸べている大きな働きをしています。初代会長のリチャード・スタンス氏は、米国最高級の食器類会社のCEO(最高経営責任者)でした。ある時、彼は神学者であり作家である友人と聖書を読みながら、貧困、富、正義、抑圧を扱った箇所などに線を引きました。そして、その箇所をハサミで切り取りました。当然ながら聖書は穴だらけでぼろぼろとなり、なんとかくっついている程度でした。スタンス氏と友人は、講演するたびに、その穴のあいた聖書を手に、「これが多くのクリスチャンが信じている聖書です」と語ったそうです。聖書全体で伝える貧困と正義の問題に関心を持たなければ、「穴のあいた福音」を信じていることになります。

ところで、私たちは聖書をどのように読んでいるでしょうか。読み方が、私の「生き方」に影響を与えます。自分に合う聖句は取り上げますが、時には取り上げたくない(触れたくない)聖句があるかも知れません。それは食事の際の偏食のようです。しかし聖書は神のことばですから、好き嫌いや偏食でなく感謝していただくべきです。素直な従順な心でみことばを読む姿勢こそ、私の「生き方」につながります。新年を迎え、今年あなたはどのような「生き方」をされるでしょうか。

「あなたのみことばは、私の上あごになんと甘いことでしょう。蜜よりも私の口に甘いのです。」(詩篇119:103)



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