ウズベキスタン共和国
中央アジアに位置するウズベキスタンは、現在最も急速に発展している国です。面積は448.924平方キロメートルで、中央アジアで2番目に大きい面積を持つ広大な国です。人口は約3千700万人以上で、中央アジアに住む全人口のほぼ半数がこの国に住んでいます。ですから中央アジアで最も人口密度が高い国です。ウズベキスタンは綿花の主要な生産国であり、輸出国でもあります。ソ連時代からの巨大な発電施設と豊富な天然ガスの供給により、ウズベキスタンは中央アジア最大の電力生産国となっています。また人口増加率は年間約 2.2% で、ウズベキスタンはロシアとウクライナに次いで、旧ソ連諸国では第 3 位に位置しています。そして、130を超える人種が住んでいます。これらのデータはすべて、ウズベキスタンが膨大な人材を抱えていることを示しますが、この国にどれだけの人的資源があるのかも明らかにしています。大多数の人々はムスリムで、イエス・キリストの福音が必要です。
都会と地方にある教会

アレクサンダーP.牧師は、首都にあるコミュニティ教会を牧会していますが、昨年から17のコミュニティを含む地域教会の責任を担っています。この教会はもともと、いくつかの韓国バプテスト教会の宣教によって設立されました。しかし、現在はいくつかの現地キリスト教会が、このコミュニティの群れに参加しています。
国内の5大都市にはキリスト教会があり、他に小さい家の教会がウズベキスタン全土に点在しています。現在、最も人口の多い地域であるフェルガナ渓谷や、アフガニスタンとの国境に近いウズベキスタン南部にもキリスト教会があります。少数民族のリュリ・ロマ族は、ヨーロッパのシンティ族やロマ族と同様の習慣を持っていますが、アジアのリュリ・ロマ族は明らかに異なっています。
砂漠や草原で
キリストの福音は砂漠や草原でも宣べ伝えられ、そこに住む人々が改宗しています。しかしウズベキスタン北西部のカラカルパキスタン州には、キリスト教徒によるコミュニティはほとんどありません。首都タシケントまでの距離が非常に遠いため、現地との接触は非常に限られています。また、地域の大部分が砂漠であるため、そこに住んでいる人はわずかですしかし、2024年秋にはこの地域で初めて伝道集会と、開拓伝道が計画されました。このように、キリストの福音はさまざまな相違と境界を越えて、リーダーたちは緊密に協力し合い助け合っています。

ウズベキスタでは約80%がウズベク人、約4.5%がタジク人、約2.5%がカザフ人、約2%がカラカルパク人で、その他多くの民族で構成されています。これらすべての人々のうち、約90%以上がイスラム教徒です。彼らは先祖からの影響でイスラム教を信仰しているだけではなく、非常に確信的で熱心なイスラム教徒です。したがって、この国ではモスクがあちらこちらにあり、教会やキリスト教徒の群れを見かけることは非常に稀です。金曜礼拝が行われる時は、モスクに入れなくなった人は屋外で礼拝を行うため、路上に礼拝マットを広げて祈りを捧げています。祈りの時間になれば、定期的に道路は封鎖されます。イスラム教徒の祈りの熱意を見ていると、恥ずかしくなります。なぜならキリスト者は聖書の真実を知っており、聖書を信じない人々よりもはるかに熱心に祈りを捧げるべきであるからです。それにもかかわらず、教会の祈りの時間にはこれほどの出席率がないことは事実です。主イエスは彼らの救い主でもありますから、私たちは熱心に祈るべきであると教えられます。

イスラム教モスク
膨大な人数のイスラム教徒とイスラム教自体を知る最もよい方法は、「ラマダン」(断食月)後の彼らの祈りを観察することです。これは金曜日早朝5時にモスクで始まり6時頃に終わるやいなや、イスラム教徒はモスクから流れ出てきます。ムスリムは街中に散り散りになるため、モスク付近の道路は封鎖され30分は通行止めとなります。人々は非常に強い信仰心を持ち、永遠の命をどこでどのように見つけられるかを探しているのです。ここに、中央アジア宣教の重要性があります。私たちが彼らに、キリストの福音のメッセージを伝えなければ、彼らは永遠の滅びに至る道を進むのです。どうぞ、お祈りください。
(つづく)
*お知らせ*
2024年11月3日、船越真人宣教師夫妻はNHK-Eテレ「こころの時代、苦しみと共に歩む」で紹介されました。次のYou Tubeで鑑賞が可能ですので、どうぞご覧ください。
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