ドイツ
ペンテコステ・カリスマ派(APCM)は、ドイツ福音派の宣教団の一つです。APCMは、3月21日に25周年を迎えました。1998年の発足当時は、14宣教団体によって発足し、154人の宣教師を派遣していました。 しかし現在は大きく成長し700人以上の宣教師を、世界各地へ派遣しています。ヘッセン州中部のミュッケ・フレンズンゲンで開催された記念会では、17年にわたり会長を務めたアンドレアス・フランツ師が別れを告げました。そしてアンドレアス・ペストケ師(55歳)を新APCM会長に選出しました。

ペストケ師は「グローバル宣教」の働きを10年間担当し、140人もの働き人を世界各地へ派遣しました。記念会の歓迎スピーチでは 140人の宣教師を送り出している福音派伝道会 (AEM))ディーター・トレフズ伝道部長も参加し、互いの協力関係をさらに強化したいと支持を表しました。AEMとAPCM はすでに作業に入っています。 特に今重点をおいていることは、海外から帰国した宣教師の心のケアです。AEMもドイツの大きなミッション組織で、110の宣教団が所属しています。
ミャンマー
キリスト教支援団体「ヘルプ・マイ」(本部:ベルクノイシュタット)は、ミャンマー(旧ビルマ)で活動中ですが、その活動をさらに拡大しています。 とりわけ、資金面でミャンマー最大都市のヤンゴンのスラム街で、貧しい家庭の子どもたちのお世話をしています。現在8つの幼稚園を経済的に支援中ですが、キリストの福音を語る中で教会建設も支援しています。同団体は2022年2月上旬、幼稚園周辺に4つ目の教会も誕生させることができました。建物は借家ですが、牧会者の必要も支援しています。同団体は2019年に設立され、2022年10月からはスラム街の貧しい家庭に無料食料配布しています。「ヘルプ・マイ」は、ヴィーダネストの福音自由教会と、支援者によってミャンマー支援活動として奉仕しています。どうぞ、この働きを祈り覚えてください。
ニジェール

米国人宣教師ジェフリー・ウッドク師は、西アフリカのイスラム教国ニジェールで、6年の捕虜生活から解放されました。これはホワイト・ハウスのツイッター報道官の発表です。同じく、フランス人ジャーナリストのオリビエ・デュボア師も、2年間の刑務所生活の後に、ウッドク師と共に釈放されました。インターネット新聞「クリスチャン・ポスト」によれば、2016年10月にイスラム民兵がウッドク師の家に押し入り、警備員を殺害し誘拐しました。ウッドク師は「ユース・ウイズ・ア・ミッション」宣教師で、釈放された理由は明らかにされていません。米国政府広報担当者は、身代金は支払われなかったと述べています。世界的に活躍している国際宣教団体「オープン・ドアーズ」によれば、ニジェールでは、ボコ・ハラム、ISWAP(イスラム国・西アフリカ州)、アルカイダのマグレブ支部(AQIM)など、いくつかのイスラム教テロ組織が活動しています。ニジェールは人口2,400万人で、96%はイスラム教徒です。どうぞお祈りください。
エチオピア
エチオピアの高地には、キリスト教とイスラム教文化が定着していますが、同国南西部の遠隔地では、約20の先住民族が土着宗教を信仰しています。現地では「ミンギ」(呪われた子の意味)と呼ばれる子どもがいます。このほど3人のミンギ(子ども)が殺されました。宣教団体「迫害を受けているクリスチャンへの行動」(AVC)は、現地の風習を次のように説明しています。
ミンギとは「呪い」という意味で、子どもがミンギと見なされる理由はさまざまで奇妙です。家族の最初の子どもとして男子が生まれた場合、その子はミンギです。上顎の最初の歯が抜けた場合、その子はミンギです。母乳育児中に女性が妊娠した場合、母乳育児と生まれてくる子はミンギです。婚外子もミンギとして死ぬ運命にあります。土着信仰を信じる部族は、ミンギの子どもを殺さないことは不運だと信じています。自分の家族が子どもを殺すことができない場合は、他の部族民が殺します。彼らはミンギ(赤ちゃん)を長老たちのところに連れて行きますが、長老たちは赤ちゃんを捨てるか、川に投げ込むか、崖から投げ捨てるかします。このような恐ろしい方法で、これまで何人の子どもたちが亡くなっているかは誰も知りません。エチオピア政府は子ども殺しを公式に禁止しているため、すべては秘密裏に行われています。

母親が伝統に逆らい、「呪われた」子どもを連れて逃げることはめったにありません。しかしアベベちゃんの母親は、子どもの殺害を防ぐことができました。彼女は出産後すぐに、離れて暮らす祖母にアベベちゃんを引き渡しました。今でも祖母がアベベちゃんの面倒を見ています。
この恐ろしい風習は、部族コミュニティの誰も、部族の指導者でさえも、ミンギの殺害がいつ始まったか
正確に知る人はいません。ミンギの風習は家族にトラウマを残しています。AVCは、「子どもは常に神からの贈り物であり、呪いではない。」と教え、ミンギの子どもたちを保護するため努力しています今年1月、エチオピア南西部の地方政府は、地域会議でこのような「子ども殺し」に反対するキャンペーンを行いました。会議には、一族の指導者、長老または宗教指導者、地域の責任ある女性と子どもの代表、そして他の専門家など、個々の民族グループの代表者が集まりました。しかし、その道のりはまだまだ長い課題です。 しかしAVC、地方政府、その他の組織の取り組みによって、意識が徐々に変化しつつあるようです。最近では、一部の部族の長老たちがミンギ族の子どもたちを村から離れさせ、遠い親戚に引き渡すことを許可しました。しかし地元の部族指導者が殺害に反対する場合にのみ、その可能性があります。風習と伝統が深く根付いた僻地にいる部族では、これに関連する法律はほとんど施行できない状態です。どうぞお祈りください。
ケニア
「ケニア・タイムス」によれば、同国のグッド・ニュース国際教会で開かれた断食祈祷会で4人が死亡しました。警察の発表によれば、11人が過度の栄養失調から病院に搬送されました。グループのメンバーは何日間も森の中に住み、祈り続けていました。教会リーダーは極度の断食によって、最後の審判の準備をするよう彼らを洗脳していました. 彼はそのような断食祈祷を通して「イエス・キリストに会うことができる」と信者に約束していました。 彼は健康に有害な慣行を行うよう、信者を繰り返し扇動したとして告発され逮捕されました。ケニアの異端の活動のため、お祈りください。
ブラジル

4月5日、ブラジルの都市ブルメナウ(サンタ・カタリーナ州)の「子どもデイケア・センター」に25歳の若者が攻撃しました。4歳から7歳までの 4 人の子どもが殺されました。メディア報道によれば、犯人は斧とナイフで武装し、柵を飛び越えて侵入しました。そこで遊んでいた子どもたちを襲い、4人が即死し、5 人が重傷を負いました。教師は子どもたちを抱えて、「私を虜にしてください」と叫び、子どもたちの安全確保につとめました。子どもたちの叫び声に周りの人が集まってきたところ、犯人はバイクで逃走しました。
犯人は警察署に出頭し、「自分を逮捕してくれ。すぐに俺が何をしたか分かるだろう」と述べました。彼はこれまでに4度警察に逮捕され、2021年には継父をナイフで負傷させていました。彼はブルメナウ市に、2009年からに住み始め、小包運送会社で働いていました。考えられる動機は、全く不明とのことです。 引退宣教師であるロデマー・シュレンパー師は、人口36万3千人の都市でこのような悲劇を経験したことはないと語っています。この町はドイツからの移民者が多く、多くの市民が深い悲しみに包まれました。市内のすべての学校と託児所は、数日間にわたり閉鎖され喪に服しました。専門家は、犯罪は若いうちに根を摘むことが大切と語っています。残念ながら、ブラジルの法律はこのような犯罪刑罰としては超寛大と言われます。加害者は最長で30年間の刑務所に留まるぐらいです。場合によっては、10年で監督下から釈放される可能性もあります。4歳の息子を失った父親は、「私は犯人を知りません。なぜ息子の命を奪ったか知りません。しかし、私はクリスチャンとして犯人を赦しますが、私の心には息子の死はいつまでも残るでしょう。」と言いました。今、国を超え無差別殺人が世界的レベルで横行する危険な時代となりました。ブラジル社会で生きる人々のため、お祈りください。
ペルー
南米ペルーはアンデス山脈の高地で発達した、古代インカ都市マチュピチュがある国です。人口は約3千304万人で、約14%が5千年前の言語を話していると言われます。中でもケチュア人はアンデスの高地に住んでいます。彼らは政治紛争や民族迫害の犠牲者となってきましたが、信仰はカトリック教です。しかし、カトリック教の教義と山の精霊やさまざまな地元の神々を崇拝する伝統的宗教とが混在しています。公式情報でも、彼らの78%が暴力を経験しています。ドイツ人のザビーネ・フォーゲル宣教師は 「私たちは、女性と少女の90%が性的虐待や暴力を受けていると考えている。」と言います。 そこでフォーゲル師は、2018年2人の兄弟と共に「ヨハナの家」財団を設立しました。そこで性的虐待や家庭内暴力の被害者に付き添い、女性や子どもの権利に対する意識を高める働きをしています。一方、慢性疾患や障害のある子どもを持つ家族は、指導と支援を受けています。 その間、彼女は30人のスタッフと共に約200家族の世話をしています。ペルーの弱者への働きを祈り覚えてください。

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