べレアの人たちに学ぶ
"この町のユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも素直で、非常に熱心にみことばを受け入れ、はたしてそのとおりかどうか、毎日聖書を調べた。" 使徒の働き 17章11節

ヤコブのチャペル、東スイス・アッペンツェラーランド
「使徒の働き」は、教会とキリスト者への迫害の歴史を記録しています。その中で、パウロはキリストの福音を命がけで宣べ伝えました。キリスト信仰と迫害は、今も昔も切っても切り離せない関係です。なぜなら、義と不義の戦いであるからです。そして、この戦いはどこの地においても然りです。 今日も、アフリカ・ナイジェリアでは、イスラム教原理主義「ボコハラム」によって、クリスチャンが殺されています(日本では大きなニュースとはなっていませんが)。私たちは大変心を痛めています。信仰の先人達は苦難や迫害の中で、どのように歩んだのでしょうか。私たちは彼らの信仰の歩みを通して、多くのこと学ぶことができます。
1.伝道者パウロ
パウロはテサロニケのユダヤ人会堂において、3週間にわたりキリストの福音を宣べ伝えました。反応は二つに分かれました。①福音を聞いて納得し受け入れた人たち(17:4)と、②ねたみに駆られ、暴動を起こし、パウロとシラスを捉えて、訴えようとした人たちでした(17:5)。同じ人間でありながら、なぜこのような違いが現れるのでしょうか。これは今日までも続く根本的な問いでしょう。テサロニケの兄弟たちは危険を感じ、非常に緊迫した中、夜のうちにパウロとシラスをベレアに送り出しました。二人は、そこに着くとユダヤ人の会堂に入り、みことばを語りました。すると、べレアのユダヤ人の反応は次のようでした。「この町のユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも素直で、非常に熱心にみことばを受け入れ、はたしてそのとおりかどうか、毎日聖書を調べた。」
2.ベレアの人々の特徴
べレアのユダヤ人の反応は、違っていました。パウロから同じ福音を聞いても、大きな違いがありました。私たちは、べレアの人たちの応答から次のような特徴を覚えることができます。①素直であった、②みことばを受け入れた、そして③毎日、聖書を調べた。
これら三点の共通項から学ぶ点は、べレアの人たちの心の姿勢です。彼らは心を落ちつかせ冷静でした。感情的に走りませんでした。彼らのそのような心の姿勢によって、聖書は「多くの人たちが信じた」(17:12)と記しています。皆さん。私たちは、どのような心の姿勢で主の前に出ているでしょうか。
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