恵みと「とげ」

そのために私は、高ぶることのないようにと、肉体に一つのとげを与えられました。
Ⅱコリント12・7


 ここでいう「とげ」とは、原語のギリシャ語では「杭」を意味します。杭は地に刺すために先がとがっていますが、神はパウロのからだに刺されました。私たちは手足に小さな異物が入っただけで、非常な痛みを覚えます。それと同じように、パウロは「とげ」の痛みを味わいました。その痛みのように、神が肉体に杭を刺されたと表現しました。

貝の中に砂のような異物が入れば、柔らかい貝の身は痛いはずです。しかし、貝はそれを吐き出さず、一生抱いて生きるのです。そのようにしてできるのが真珠です。パウロには肉体にとげがありましたが、そのとげが、パウロをパウロたらしめたのです。彼は神が与えられた「とげ」のために、謙遜にひれ伏して祈りました(3度)。「とげ」こそが、神が彼に与えた最も大きな恵みでした。ところで神は啓示だけでなく、私たちにも「とげ」を与えられます。祝福だけでなく、苦難も一緒に与えられます。健康だけでなく病も与えられます。恵みと祝福ばかり受けて、もし「とげ」がなければ、私も有頂天になり堕落してしまうでしょう。ですから、神は私たちを謙遜にさせるためにあえて「とげ」を与えられます。神の啓示の幸いを味わうためです。

 こんな話を耳にしたことがあります。砂漠を走っていた車が砂にはまると、いくらアクセルを踏んでも無駄だそうです。踏めば踏むほど深くはまってしまうからです。抜け出すためには、まずタイヤから空気を抜くことだそうです。私たちも人生の荒野の道を歩んでいると、タイヤが砂漠の砂にはまったかのように、微動だにできないような苦境に陥ることがあります。そこから抜け出すためには、まず自我から空気を抜かなければなりません。自分を低くしなければなりません。

 神がもっとも喜ばれる姿勢は、空気を抜きひれ伏す姿勢です。イエス・キリストは神の御子ですが、仕えられるためでなく仕える人となられました。私たちがへり下る時、神は恵みを注いでくださいます。神が「とげ」を与えてくださる時、それを信仰で受け止め、謙遜な心で神に感謝しようではありませんか。


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