私は頑固ではない!
「今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない。荒野での試みの日に神に逆らったときのように。」
ヘブル人への手紙 3章7-8節

自分が頑固だと思っている人は、どれだけいるでしょうか。頑固さの特徴は人に耳を傾けないことです。話を聞こうとしない頑固さ、聞いても理解しようとしない頑固さ、自分を譲ろうとしない頑固さ、それは私たちの大切な人間関係をマイナスにさせてしまいます。聖書はそのような困る頑固さを「頑なな心」(うなじのこわい)と呼びます。私も、「頑固叔父さん」と呼ばれないように生きたいと願っています。
では、人は何のために頑固になるのでしょうか。それは「これは正しい!」と自分の正しさにしがみつくからです。あくまで相手の悪さを言い張り、執念深く固執します。それを譲れば自分が崩れてしまうと思うからです。でも実際には崩れません。そうなってしまうのでは、と恐怖を覚えるにすぎません。だから必死にそれを守ろうとして頑固になり、自分の主張を強要してしまいます。頑固はエスカレートします。人間は、世間さまには、比較的もの分かりの良い顔をするものですね。しかし、身内の間では特に頑固になることが多いものです。頑固は人間関係を損失させ、なんのプラスにもなりません。
それでは、いったい、心の頑なさを柔らかにする秘訣があるのでしょうか。それは安心することです。自分はこれを譲っても大丈夫。譲っても自分は崩れない。安心するには、自分より大きな方(神)に身をゆだねることです。自分を守るために、心を硬くなにする必要などはありません。大いなる存在である神にお任せするなら、柔らかで強い自分に変えられるのです。少しぐらい妥協しても、大丈夫です。大きな存在である神に身を任せるならば、自分は崩れることはありません。聖書は、その大いなる神に信頼することを勧めています。
“イスラエルよ 主に信頼せよ。主こそ助け また盾。”(詩篇115:9)
“民よ どんなときにも神に信頼せよ。あなたがたの心を 神の御前に注ぎ出せ。神はわれらの避け所である。”(詩篇 62:8)
そして新約聖書も、“この方に信頼する者は、だれも失望させられることがない。”(ローマ10:11)と教えています。主への信頼こそ「頑なな心」から解放を得る秘訣です。主を信頼しましょう!
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