どんな貪欲にも警戒しなさい

「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。 なぜなら、
いくら豊かな人でも、 その人のいのちは財産にあるのではないからです。」
ルカ12・15





 しばらく前、私がニュージーランドへ宣教旅行に行った時のことです。たまたま地元テレビで、脳の障害を起こした婦人が取り上げられていました。彼女は意識不明で会話もできなく、医学的には快復の光は見えないと宣言されました。病床には彼女の兄弟たちが見舞いに訪れていましたが、彼らが話し合った内容は兄弟間の醜い遺産分配のことでした。しかしながら彼女は奇跡的に快復し、兄弟たちが自分の死後の遺産分配について、醜い会話をしていたことを全部聴き覚えていました。元気を取り戻した彼女は、テレビでその一部始終を証しました。これは、人間の自己中心的な欲求には終わりがないことを教えています。
   人間の欲求は、薪があれば激しく燃えさかり、薪がなくなればまた次の薪を必要とする火のようです。神が創造されたよい欲求が腐敗し、神が喜ばれない無秩序な欲求(貪欲)に向けるようになりました。貪欲は終わりのない魔力のようで、人の目を覆い、心を支配し、神の知恵を悟れなくし、記憶、知性、意思を正常に働かなくさせてしまいます。神が与えてくださった秩序から外れると、たましいはその魔力によって汚染されます。するとキリストの美しさを見ることができず、自己中心となり心は傲慢に陥ってしまいます。
  欲求が悪いのではありません、問題は欲求ではなく、貪欲という悪にあります。欲求は神が与えてくださる秩序であり、貪欲は神から離れ度を越えた無秩序です。イエスは「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」と教えられました。古今東西、人の心は変わりません。解決策はただ一つ、無秩序な欲求(貪欲)を手放すことです。貪欲から得る喜びよりも、その所有を手放して得られる喜びの方がはるかに大きいものです。イエスは「注意して、よく警戒しなさい。」と言われました。つまり注意段階レベルでなく、よく警戒しなければ足を奪われてしまうということです。
 私たちはどんな警戒心をもっているでしょうか。自分にとってマイナスと考える人は、警戒心を持ちます。益とならないと判断するからです。では、どうすれば手放すことができるでしょうか。聖書は「御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。」(ガラテヤ5:16)と勧めています。私たちの信仰生活は自力で頑張るものではありません。日々のディボーションを通し、主の前で心静め、力と励ましを受け、御霊とともに歩む生活が肝要です。


海外宣教

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「十戒は愛のことば」メッセージ、コリント人への第一の手紙、ガラテヤ人への手紙、「ビジネス成功の秘訣は聖書にあった!」LなどメッセージDVDや主の祈り、世界の日時計は今、神のマスタープランの行くへ、書籍………

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