「ある」という視点

パンはどれくらいありますか。彼らは確かめて言った。「五つです。それと魚が二匹です。」
マルコ6・38


私たちは危機(必要)に出会うとき、戸惑います。パニック状態に陥ることもありましょう。大多数の人々は、危機という現実を直視すれば、心騒がせるものです。イエスの弟子たちも、男だけで5千人もの群衆に与える食物がなかった時、心を騒がせました。わずか5つのパンと2匹の魚しかなかったからでした。イエスはそのような状況下で、「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」(マルコ6・37)と、弟子たちに命じられました。弟子たちは「ない」という現実を前に、大きなチャレンジを受けました。結果、イエスはその「小さなある」を祝福し、群衆が満腹するほどの祝福を注がれました。ここに必要を前にし、弟子たちの「ない」という視点と、イエスの「ある」という視点がありました。

では、「ない」という現実が、どうすれば「ある」という視点になるのでしょうか。まず第一に、小さな「ある」を用いることです。ノーベル平和賞を受賞したインドのマザーテレサは、カトリック教の敬虔な修道女でした。シスターは、貧民街に入り「死を待つ人々の家」を建て、救済活動を始めました。当時の手持ち資金は、わずか300円でこの働きを開始したと言われています。小さな「ある」を提供することです。皆さん。「ない」、「ない」といえば、現実に何もありませんから、「ない」で終わります。

 第二に大切なことは、イエス・キリストがそこにご臨在されたからです。イエスは群衆に、 「いろいろと教え始められた」(マルコ6・34)とあります。彼らに霊的必要を提供され、さらに物的必要も与えられました。霊と肉の必要を満たすお方こそ、私たちの主です。今の時代も、多くの人々は「羊飼いのいない羊のよう」(マルコ6・34)です。そして第三に、イエスは群衆に深いあわれみを注ぎ、おことばを与えられたことです。イエスがおことばをくださるならば、霊的、物的必要は満たされます。

 では、私たちはどうすれば主の臨在とおことばをいただけるでしょうか。主は多様性をお持ちですが、先ず主との時間を共有(ディボーション)する時から始まります。そこで主を身近に経験することができます。いかがでしょうか。あなたは「ない」という信仰でしょうか。あるいは「ある」という信仰をお持ちでしょうか。


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