信仰の視線はどこに

“栄華を窮めたソロモンでさえ、 このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。” マタイ6・29


しばらく前でしたが、私は北海道洞爺湖の大自然の中を散策していました。静かな湖畔を歩いていたとき、道端に咲いていた野草に目が止まりました。普段、ほとんど注目しない私ですが、たいへん驚きました。どの野草も精一杯、美しく咲いている姿が鮮明でした。神の創造の偉大さです。その時、私の心に冒頭のみことばが浮かび、思わずカメラシャッターを切りました。イエスは、あのシバの女王は賢者ソロモン王を訪ねましたが、栄華を窮めたソロモン王でさえ野の花ほどに着飾っていなかったと断言されました。何度も読み熟知している聖句です。そして、野の花もこれまで何度も見てきました。しかし、これほど感動を覚えたことはありませんでした。なぜでしょうか?それは、心静ませる中で初めて見えた奥義でした。それまで、私の視線はそこに向いていなかったことです。そこで、主は私の「信仰の視線はどこに」向いているか問われました。

マルコの福音書14章には、ひとりの女性が純粋で非常に高価なナルド油の入った石膏の壺を持ってきて、その壺を割り、イエスの頭に香油を注いだストーリーがあります。女性に対して2つの見方がありました。①憤慨した人たちは「何のために、香油をこんなに無駄にしたのか。この香油なら、300デナリ(当時の年間収入額)以上に売れて、貧しい人たちに施しができたのに。」と言いました。②もうひとつはイエスの視線は、「そのままにしておきなさい。なぜこの人を困らせるのですか。わたしのために、りっぱなことをしてくれたのです。」という評価でした。ここで注目したいもう一つのことは、この女性の視線です。彼女はまるでイエスだけが見えているかのように、周囲を意識せず、高価な香油の入った壺を割り、イエスの頭に注ぎました。女性にとって、イエスが人生の目標であり、すべてでしたので、何をどんなにささげても足りませんでした。それが彼女の視線でした。イエスは彼女の美しい行いをほめ、福音が伝えられる所でどこでも語られると祝福されました。

女性の視線は正しいお方(イエス)に向けられていましたから、彼女は高く評価されました。野の花から「信仰の視線はどこに」向いているのかと、気づかされました。それは普段の生活ではない静思の内で与えられました。神の奥義を理解する鍵は、そこにあることを教えられました。


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