キルギス共和国-2
次は、前号に続くエミル兄弟からの証しです。
私の人生が実際に変わったとき、しかし激しい迫害の時が始まりました。ある日、かつての仲間たちが私を襲い、喉元にナイフを突きつけて言いました。「イエスを捨てろ、さもなければ今すぐ殺す。」でも私は、恐怖を感じませんでした。もし彼らが私を殺しても、すぐに天国でイエス様のもとに行けると分かっていたからです。心の中では、早く終わるようにと祈っていました。しかし神には別の計画がありました。彼らは私が信仰を捨てないと判ると、私から手を離し、それ以降二度と現れませんでした。
後に、時々ですが何人もの暴漢が私の家に来て暴行を加えようとしました。しかし、毎回弟が彼らを追い払ってくれました。当時、弟もまた喧嘩好きでしたが、私をよく守ってくれました。私は内心、彼は回心しないのではないか、と思っていました。ある時、弟は私にこう言いました。「俺は絶対にクリスチャンにはならない。お前のように、他の奴らに辱められたくないからだ。」しかし神は彼にも恵みを示され、ついに彼も回心に導かれました。今日、彼は私たちのキリスト教会で執事を務めています。

愛の手
牧歌的なナリンだけでなく、首都ビシュケクでも神の恵みは印象的な形で現れました。2000年代初頭、主イエスは一人の若いクリスチャン女性を召されました。彼女はホームレスの子どもたちや女性たちに愛を注ぎ、路上から救い出す働きを始めました。この働きは小さく始まり、しばしば困難な状況の中を通過してきました。しかし年月を経て、神の真実さと地元のキリスト教会の支援に支えられ、着実に成長してきました。また海外のクリスチャンからの支援である「愛の手」によって、困窮する人々のための、いくつかのセンターを設立することができました。
困窮する女性たちのための避難所
危機センターである「避難所」は、2008年にビシュケクのクリスチャンたちによって設立されました。緊急事態によってホームレスとなった女性や、夫から追い出された女性を支援しています。これらの女性たちの苦境は、増加する強制結婚、家庭内暴力、そして花嫁略奪(アラ・カチュー)の伝統的慣習によってさらに深刻化しています。毎年何千人もの若い女性が誘拐され、結婚を強制されています。強姦されたり、追い出されたりした女性は、多くの場合、家族のもとに戻ることはできません。中央アジアの多くの地域では、婚外子は重大な恥辱とみなされます。そのため、実家への帰還は拒まれることが多いのです。

安全と希望の場所
「避難所」と呼ばれるこの施設は、安全な受け入れと保護の場として機能しています。被害を受けた女性たちにとって、安心できる避難場所は大切です。「避難所」は、被害者の生活環境を安定させる機会を提供しています。このセンターの働きを通して、多くの女性たちが天の父の守りの中で霊的な支えを見出したことは、大変大きな喜びです。今では、彼女たちの多くは家族のもとに戻ることができ、福音を家族に証ししながら生活しています。これまでに、約300人以上の女性とその子どもたちが支援を受けてきました。その多くは複数回にわたり支援を受けており、500件以上の個別ケースで援助が行われてきました。しかしながら、この働きはイスラム教徒住民の一部から、繰り返し抵抗に遭っています。この抵抗はしばしば、神のみわざに対する敵の攻撃のように感じられます。「アルティン・カスィク」という集落がありますが、その名前は「金鉱」と訳すことができます。この集落は首都ビシュケクの市営ゴミ処分場のすぐ隣にあります。この集落の住民たちは耐え難い環境の中で暮らしています。彼らは有毒な煙と漏れ出すガスの中で、廃棄場で直接ゴミを漁り、まだ利用できるものを見つけて、何とか生き延びようとしています。

2020年以来、支援団体「愛の手」はこの集落を定期的に訪問し、人道支援を行い、最も貧しい人々に食料パッケージや入学祝い袋を配布してきました。これらの活動のたびに、スタッフたちは主イエス・キリストから委託を受けて行動していることを自負しています。そして、神が彼らに最大の贈り物である罪の赦しを与えたいと、願っておられることを知っています。私たちには、祈りを聞いてくださる神がおられます。政府はその間に状況改善のための措置を講じ始めました。処分場の敷地内にゴミ処理施設が建設され、敷地は封鎖され、いわゆる「金探し」たちのアクセスは禁止されました。ゴミに火をつけることはなくなり、集落の上に立ちこめていた有毒な煙雲は消え、悪臭の問題も著しく軽減されました。
同時に、私たちは奉仕開始以来、集落の住民の救いのために熱心に祈り続けています。また読者の皆さんも、引き続いてこの働きを祈り覚えてください。
(つづく)
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