ウクライナ共和国
"主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』"マタイ 25:23
「ロシア・ウクライナ戦争」は5年目に入り、幾万人もの尊い命が失われていることは、信じがたいことです。しかし、事態は落ち着くどころか、逆に紛争はさらに激化しているように思えます。この悲惨な状況の只中で、キリストにある諸教会(集会)はあらゆる機会を用いて福音を伝えています。そして、苦難の中にある人々に寄り添っています。次はレオニード・T.伝道師からのレポートです。
すべてを変えた日
2022年2月23日、それは静寂の最後の時間であり、最後の穏やかな眠りでした。その後、生活を「以前」と「以後」に分け、不安をかき立てる夜明けが訪れました。「主よ、今、私は何を待ち望みましょう。私の望み、それはあなたです。」(詩篇 39:7)
自らの働きの受け止め方
不思議なことに、なぜそうなのでしょうか。他の人の働きを見ると、いつもその崇高さ、時にはその偉大さ、規模、集まる人々の多さ、そしてその重要性に感銘を受けます。しかし、自分自身の働きに目を向けると、それは常に小さく、取るに足らないものに見えます。サムエルもサウルについて語ったとき、そのことに気づきました。「あなたは、自分の目には小さい者であっても、イスラエルの諸部族のかしらではありませんか。」(1サムエル15:17)
このような場合、預言者のことばが思い起こされます。「わたしは預言者ではなかったし、預言者の仲間でもなかった。わたしは牧者であり、いちじく桑の木を栽培していた。」(アモス 7:14)誰もが自分を「小さく」、取るに足らない者と見なしていました。そして、「いちじく桑の木を栽培していた」とあるように、私たちの多くも同じような状況です。私は何か偉大で、声高に意義深いことについて書きたいのですが、残念ながら、それはできません。

戦争の恐ろしさ
戦争のどこに、偉大さがあるというのでしょうか。戦争はすべてを一瞬にして破壊し、家族を恐怖に落とし入れ、施設、夢、美しさ、そして神が人類に与えられた最も大切な「命」を奪ってしまいます。そこにある「偉大さ」といえば、おそらくこの戦争が2022年2月24日から今日まで続いている日数だけでしょう。そして、今のところ誰もこのカウンターを止めることができません。それは実に悲しい悲劇です。
小事に忠実であること

私たちにできることは、ほんの小さなことだけです。それは五千人以上の人々のために、五つのパンと二匹の魚を捧げたようです。私たちの奉仕も、一見して世界の流れを変えることも、地球規模の問題を解決することもないように思えます。しかし、福音は私たちに小さなことに忠実であるよう呼びかけています。救援支援物資の配給ルートを計画し、人々が必要としているところへ、少しでも助けを提供できるように、車に荷物を積むことに励んでいます。こうした小さなことによって、車は救援で満載となり、道路のデコボコのたびにトレーラーヒッチが地面に擦れるほどです。多くの人々は、どこに助けを求めればよいか知らないので、クリスチャンに頼ってきます。多くの人にとって、それが唯一の解決策だからです。ウクライナ変電所が攻撃を受けた後、電力はごくわずかとなり、しばしば1日にたった5〜6時間だけとなっています。ウクライナの冬は大変寒く、住まいを少しでも暖めたく願います。電気は食事の準備をしたり、携帯電話の充電をしたり、一杯のお湯を沸かすのに必要です。発電機はこの負荷に、ほとんど耐えられません。

闇の中の一筋の光
ウクライナの冬はとても寒いです。人々は服を着たまま眠り、わずかな日差しで暖を取ろうとしています。彼らが幸せになるためには、ほんの少しの温もりだけで十分です。そのような家々のドアがキリスト者の手によって開かれるとき、少しの温もりと光が差し込みます。神を否定することと戦争は、人々の生活を歪めています。彼らを、不満とともに孤独の中に置き去りにします。「神よ、せめて少しでもあなたの姿を人々に示してください!」彼らは助けを受け取りますが、しばしば見捨てられた状態で耳を閉ざしたままです。動物たちさえも骨と皮ばかりに痩せ細り、この恐怖に耐えなければなりません。何も変えられないということは、耐え難いほど痛ましいことです。彼らの心に、何をすれば良いのか、どう助ければいいのか分かりません。
時には「わずかなもの」を持って人々の所へ行くことは、気まずいほどです。しかし、彼らはそれをとても喜んでくれます。ほんの数個のパンにすぎませんが、それが戦争に傷つけられた人々にどれほどの幸せをもたらすことでしょうか。私たち手の中にあるわずかな物は、一体何になるのだろうかと思います。そして、戦争を終わらせるために何かをしたいと心から願っています。しかし、私たちは無力であり、手中にある物はすべて小さなものです。しかし、私たちは、主イエス・キリストを信じています。
このようにして、中央アジアでの地道な宣教活動は続けられています。

(つづく)
過去の記事
お気軽にお問い合わせください。06-6226-1334営業時間10:00~18:00(土日・祝日除く)
メールお問い合わせ