NZ在住邦人宣教 2(コロナ禍が終了して)

クライストチャーチJCFにおいて


クライストチャーチ日本人教会

牧師 渋沢 憲一

皆さん、今回は私自身が牧師として仕えさせていただいている「クライストチャーチJCF」についてお分かちさせていただきます。 パンデミックがほぼ収まった2003年から、再び週日の定例集会も通常通り行われるようになり、今ではとても活気に満ちています。毎週火曜日の午前に行っている「小さなお子さんを持つ若い日本人お母さんたちの集い」には、現在毎回10組ほどの母子(その90%はNZ人に嫁いでいる未信者の方々)が集い、子どもたちと共に日本語の歌やダンス、絵本の読み聞かせ、そして『日本語でのおしゃべり』を楽しんでいます。私も毎回10分ほど時間をいただき聖書のお話をさせていただくのですが、皆さんとても熱心に耳を傾けてくださいます。

毎週木曜日に行っている『無料英会話』も大好評で、毎回20人以上の方々が集い、3~4グループに分かれて、現地のクリスチャンのヘルパーさんに会話を導いていただき、お茶とお菓子をいただきながら英語での会話を楽しんでいただいています。それぞれのグループに日本人のクリスチャンのメンバーにも加わってもらい、クラスの後もしばらく残っている日本人の参加者たちとの関係作りもしてくれています。

無料英会話クラス

弟子訓練生

そうそう、『カンタベリー大震災』以降10年近く行っていて、パンデミック中は途切れていた「日本からの弟子訓練生(若いインターン)」の受け入れも2年前から復活し、昨年・一昨年は2名ずつ、そして今年は4名の若者が我が家で共同生活をしながら私たちの宣教の働きを手伝ってくれています。それぞれがとても個性的なメンバーなので、時には大変な事もありますが、私たち年寄り(といってもまだ62歳ですが…)には届くことのできない若者たちの心に近づき、自身の信仰を分かち合ってくれています。

2025年の弟子たち

実は今年のこれらの訓練性のうちの1人は日本で料理人シェフとして働いていた方で、つい先日JCFとしては初めての試みである『Mid-winter dinner』において腕を振るってくださり、女性たちに美味しい食事をふるまってくださいました。(私も「片付けの手伝い要員」ということで、ご相伴にあずかりました!)女性たちからは「こんな素晴らしいイベントは毎月やって欲しい!」と大好評でした。(もちろん『毎月』は無理な話ですが…)

伝道の重荷

 また、前回寄稿させていただいた折に、記事の終わりの方で「再び海外渡航できるようになったら、メンバーたちが一時帰国して、日本にいる家族に福音を伝えようとしている」とお伝えしたと思うのですが、実はこの2~3年のうちにメンバーの多くが3カ月~半年ほどの長期に渡り一時帰国し、それらのメンバーのうちの1人の父親がキリストに導かれました。また2人の母親が受洗に導かれ、そしてある方のご両親も回心されました。現在もクライストチャーチ在住のお嬢さんと、オンラインで聖書の学びを継続しています。 ハレルヤ!これからもこのクライストチャーチだけでなく、祖国で暮らすご家族の救いと霊的成長ためにも祈っていきます。これからも応援よろしくお願いいたします!

ぜひ下記の課題について覚えてお祈りください。

1.平日の集いに参加している未信者の方々が、唯一まことの救い主であるイエス・キリストと出会うことができるように。

2.4人の『弟子訓練生たち』が、更に「主にある働き人」として整えられ、当地にあっても、日本に帰国してからも、神と人とに熱心に仕えることができるように。

3.引き続き、日本在住の「メンバーの家族たち」がキリストに引き寄せられるように。

読者の皆様の日々の歩みの上にも、神様の導きと助けが

ありますよう、お祈りしています。

(つづく)


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